かつての私は、典型的な「汚部屋住人」でした。足の踏み場もないほど物が散乱し、床には埃が積もり、どこから手を付けていいのかわからない状態。友人にも「よくこんな部屋に住めるね…」と言われる始末。しかし、ある日を境に、私は汚部屋脱出を決意しました。きっかけは、好きな人が家に遊びに来ることになったこと。このままではまずい、絶対に部屋を綺麗にしなければ!そう強く思いました。まず、私が最初にしたことは、「現状把握」です。部屋の写真を撮り、客観的に自分の部屋の状況を確認しました。その酷さに愕然としましたが、同時に、「これは何とかしなければ」という気持ちが強くなりました。次に、「目標設定」をしました。どんな部屋にしたいのか、具体的なイメージを思い描きました。私が目指したのは、「シンプルで清潔感のある部屋」。雑誌やインテリアサイトを参考に、理想の部屋のイメージを固めました。そして、「計画立案」です。いつまでに、何を、どのようにやるのか、具体的な計画を立てました。私は、週末にまとめて掃除をするのではなく、毎日少しずつ掃除をする方法を選びました。1日15分だけ、と決めて、無理のない範囲で続けることにしました。まず、手始めに、ゴミを捨てることから始めました。燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミなど、分別しながら、目に見えるゴミをどんどん捨てていきました。ゴミ袋が何個もいっぱいになるにつれて、達成感を感じ、少しずつ前向きな気持ちになっていきました。次に、床に散らばっている物を片付けました。本、服、書類など、種類ごとに分けて、収納スペースに収めていきました。収納スペースが足りない場合は、不要なものを処分しました。「いつか使うかもしれない」と思って取っておいたものも、思い切って捨てました。そして、最後に、掃除機をかけ、床を拭き掃除しました。部屋全体が明るくなり、空気も綺麗になったように感じました。毎日少しずつ掃除を続けた結果、1ヶ月後には、見違えるほど部屋が綺麗になりました。好きな人を家に招くことができ、とても喜んでもらえました。汚部屋脱出に成功したことで、私は自分に自信を持つことができました。そして、何よりも、自分のことを大切にできるようになったと思います。
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